指定校推薦を考えている方へ

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 本記事では、私の経験から指定校推薦のコツや注意点を綴りたいと思います。

 

[目次]

  1. 指定校推薦とは
  2. 指定校推薦をもらうには
  3. 指定校推薦合格のコツ
  4. 指定校推薦合格後にしてほしいこと

 

指定校推薦とは

 そもそも、指定校推薦は大学側から高校に一定の条件を満たした優秀な生徒

 あれば、小論文と面接の試験で受け入れますよという仕組みです。

 

 指定校推薦で受け入れてくれる人数は1~3人程度と少なく、

 人気の高い大学・学部・学科では、希望した生徒の中で成績がより高い生徒ほど、

 この仕組みに有利となります。

 

 指定校推薦をもらえた生徒は、ほぼその大学・学部・学科に入学が決まり、

 小論文と面接の際に無礼な(=態度が悪いこと)言動をしなければ、

 確実に合格できます。

 

 この入試方式では、受験した大学・学部・学科へ入学することが絶対条件です。

 

 

指定校推薦をもらうには

 まず、指定校推薦をもらう上で、所属している高校のルールを守ることを

 やってほしいと思います。

 

 高校のルールを1回でも破ってしまうと、仮に指定校推薦での大学入学を望んで

 いても、学校からの信頼を失うため、指定校推薦を受けさせてはもらえません。

 

 また、私もそうだったのですが、諸事情により、指定校推薦を考えざるを得ない

 こともあり得るので、出来れば指定校推薦を考えていない方にも、これをやって

 損はないと思います。(この諸事情については、後日改めて書きます)

 

 

 次に、無理のない範囲で成績を上げておいてほしいと思います。

 

 私は、割と得意・不得意がはっきりしている方だったので、

 推薦をもらうことを考え始めたときは得意科目を伸ばして、成績を上げよう

 考えていました。

 

 得意科目がないという方は、大学側に好印象となり得るため、推薦をもらいたい

 学部・学科の主要科目の成績を上げることをお勧めします。

 

 

 このような2つのことを最低限やっておいてほしいと思います。

 

 

 

指定校推薦合格のコツ

 指定校推薦をもらうことができたら、あともう一息です。

 

 先程、推薦をもらって、試験時に無礼な言動をしなければ、合格できると

 述べましたが、大学側は試験を通じて、生徒の人間性を見ています。

 そのため、試験本番で生徒自身の考えを相手に伝える練習をしなければなりません。

 

 私の場合は、高校の先生に直接指導していただき、小論文と面接の練習をしました。

 高校で見てくれることが多いかと思いますが、もし高校で見てもらえる人が

 いなければ、塾の先生やチューターさん、両親など、身近にいる大人の方

 見てもらうといいです。(生徒同士での練習はおすすめしません。)

 

 小論文は時間制限のある中で、いかに生徒自身の考え方を簡潔に書けるか

 重要です。過去問は、高校の先生が持っていることが多いため、練習する際には、

 先生が持っていないか、尋ねると良いでしょう。

 

 面接では、志望動機に加えて、学科独自の質問が問われることがあります。

 例えば、建築学科であれば、どんな建造物が好きでその理由を問われる可能性が

 あります。

 

 志望動機をはっきり答えられることはもちろん、先程挙げた学科独自の質問への

 対策をしておくと、本番でつっかえることなく、受け答えできます。

 学科独自の質問にどんなものがあるかについては、所属高校の先輩で推薦入試

 受験した先輩がいれば、分かる場合があるので、同じ大学を受けた先輩がいないか

 高校の先生に尋ねるといいです。

 

 その他にも、受験生徒の人柄や性格などを問う質問をする場合があるため、

 自身で考えるだけでなく、高校の先生や友人にどういう人かを尋ねて、

 自身がどんな人かを言えるようにしておくのも良いかと思います。

 (私の場合はありませんでした)

 

 

指定校推薦合格後にしてほしいこと

 指定校推薦に無事に合格が決まったら、数日後に大学から入学証明書など

 大量の書類が届きます。その中には、大学入学までに必要な書類や

 期日までに郵送で送らなければならない書類の説明、大学からの課題など、

 重要な書類が含まれています。

 

 大量の書類が届いたら、中身を確認し、期日までに郵送で送らなければならない

 書類の手続きから始めてください。これを忘れてしまうと入学取り消しになる

 可能性が高いので要注意です。

 

 郵送で送る書類の手続きが終わったら、大学の課題に取り掛かってください。

 

 大学の課題にも、期日が設けられていることがほとんどです。

 大学から送られた課題内容をよく読んで、課題を作成しましょう。

 

 大学によっては、化学や生物、物理では、高校で履修していなければ、その問題は

 解かなくてよいという条件がある場合もあるので、課題文は課題を始める前に

 よく読み込んでおくといいです。

 

 高校の教科書を見ながらでも、極力、全ての問題に回答しておくことが

 課題提出時のポイントです。

 

 

 

 指定校推薦について、ほんの一部ではありますが、紹介しました。

 これから受験を控える方への参考になれば幸いです。